奏芽「うわ………いろはちゃんだ…」いろは「んぁ…?」

投稿日:2018年9月5日 更新日:

奏芽「うわ………いろはちゃんだ…」

いろは「んぁ…?」

いろは「うわって何やねんうわって!!それに人の顔見るなり逃げて……」

もやし「おっおっおっ!ブーンwwwwおっおーwwwwwwうぇww」

いろは「もやしは朝から賑やかやなぁ」

もやし「おっ!」ビシッ

いろは「ん、ああ、おはよーさん」

もやし「何か元気ないお?」

いろは「あー…まあなぁ……」

もやし「ま、元気だせお!じゃ!」

いろは「ちょ!ちょい待ち!」

もやし「何だお…もえ、給湯室で昆虫採集する予定があるんだけお……」

いろは「給湯室に虫なんおらへんやろ…」

もやし「結構たくさんいるお?こう、黒光りする素早」

いろは「あー!もう!!それ以上言わんでええわ!!」

もやし「獲れたら素揚げにして食わせてやるから、首長くして待ってろお!!ブゥゥウウウンwwwww」

いろは「いらへんわ!!!…って行ってもうたか」

ひかり「あら?何だか騒がしいですわね」

いろは「ああ、ひかり…おはよーさん」

ひかり「へぇ……」

いろは「な、なんやねん…人の顔じろじろ見よってからに……」

ひかり「眼鏡を掛けてるいろはって、何だかちょっとだけ知的に見えますわね」

いろは「せ、せやろか?なんやねんもう、照れるから本当のこと言うのやめーや!」

ひかり「まあ掛けていない時が、特別頭が悪そうに見えるだけかもしれないですけど」

いろは「喧嘩売っとんのかいな!!」

ひかり「ふふっ」

いろは「な、なんやねん!!」

ひかり「先程まで元気がなさそうだったから心配していましたけれど、大丈夫そうですわね」

いろは「うっ…」

ひかり「お仕事中にそんな顔しちゃだめですわよ!今の内にしっかり暖機運転しておきなさいな」

いろは「う、うん…おおきにな」

ひかり「…何か心配事でもあるんですの?」

いろは「ん…あぁ……まあ、ちょっとな…」

ひかり「なら言ってくださいな、あたしたち、VIPSGIRLSの仲間ではなくって?」

いろは「ひかり……実はな、」

ひかり「あっ…もうこんな時間……見たいドラマが始まってしまうから、また今度聞きますわ!それでは!!」

いろは「……うちの感動返せや!!!」

いろは「はぁ…なんやねんどいつもこいつも……」

いろは「……うち、やっぱり避けられとるんかな…」

理紗「あっいろはじゃん、おはよー」

いろは「ああ…理紗か……おはよーさん」

理紗「どしたの?浮かない顔して」

いろは「いやな、なんや最近みんなの態度がおかしい気がして……」

理紗「みんなが変なのはいつものことじゃないの?いろはも含めて」

いろは「地味に凹むからやめーや…あっ、ケータイ鳴っとるで」

理紗「あ、ほんとだ…こほん、あーもしもし五十嵐でございます」

いろは「家電じゃないんやから…」

理紗「ごめんね、おまたせ」

いろは「誰やったん?」

理紗「奏芽からだよ、今夜いろは抜きで喫茶店でも行こうって」

いろは「…へ?」

理紗「…あっ!……ご、ごめん!今のなし!!聞かなかったことにして!」

いろは「そうかいな……理紗まで…」

理紗「ちょ、ちょっと!どこ行くの!」

いろは「外の空気吸ってくるわ、ちょっと一人にさせてや」

理紗「もうお仕事の時間になっちゃうよ!」

いろは「時間までには戻るわ、仕事はきっちりやらなな」

-屋上

いろは「はぁ…なんやろ……これがいじめってやつかいな…」

いろは「うち、みんなに何か悪いことしたかなぁ…はぁ……」

いろは「…あっ、もしかして…うちがピンでCMの仕事もろたこと僻まれとる…とか?」

いろは「いやいや!あれ仕事やし、みんなそんな器小さかない…よな?」

いろは「そもそも各々ソロ活動もしとるし…」

いろは「…あーもう!わっからへん!!」

小鳥1「チュン!」

いろは「あっ鳥…あはは、慰めてくれとるんかいな」

小鳥2「チュチュン!」

いろは「おっ二羽目……三羽揃えば…」

小鳥3「 牙 を 剥 く 」

いろは「……はぁ、幻聴まで…うち、疲れとるんかなぁ…そもそも鳥に牙とかあらへんし……」

いろは「っていかんいかん、もう時間やん…疲れてようが悩みがあろうが、仕事は気合入れてかんとな」

-収録現場

ひかり「あら?名残惜しいですけれど、今週はそろそろこのあたりでお別れですわね!」

理紗「楽しい時間はすぐに過ぎちゃうねー」

もやし「やーっと終わりかお…帰ってゲームしお」

いろは「せやなーうちも帰ってゆっくり…ってまだ収録中やがな!!集中せいや!」

奏芽「あはは…こほん、それでは!いろはちゃんのノリツッコミが見事決まったところで!また来週!!じゃあねー!」

スタッフ「…おkっすーおつかれっしたー」

いろは「…じゃ、お疲れさん、うちこのまま帰るわ」

もやし「おっ?」

奏芽「あっ!待って!」

いろは「…何やねん、今からみんなでお茶会やろ?はよ行きーや」

奏芽「そ、それは…」

いろは「ほなな」

奏芽「あっ!あのっ!…あ、明日はオフ……だよね?」

いろは「せやけど」

奏芽「悪いんだけど、明日のお昼過ぎに事務所に来てもらってもいいかな?大事な用とお話があるの」

いろは「何やねん勿体ぶって…ここで話せばええやん」

奏芽「きょ、今日じゃだめなの!社長とかも来るし……だから、その……お願い…」

いろは「…気が向いたらな」

奏芽「ぜ、絶対だよ!!待ってるから!」

-九條邸
いろは「大事な話…何やろ……うち、もうVIPSGIRLSにいらへんから辞めろ…とか?」

いろは「あはは…お偉いさんも来るとか言うとったし、冗談になっとらへんやん……」

いろは「…うち、これからどうなってまうんやろ…」

いろは「うちなりに、芸能活動けっこう頑張ってきたつもりなんやけどなぁ…」

いろは「………」

いろは「……うぅ」

-
小鳥168「チュンチュン…」

いろは「…んぅ?……朝?ああ、うち寝てもうたんか…」

いろは「はぁ…胃が痛いわ……事務所、行きとうないな…」

いろは「…辞める話する時って礼服とか着てった方がええんかな……」

いろは「……まあ何でもええか、どうせうちいらん子やし」

いろは「………昼までにはまだ時間あるけど、もう事務所向かおかな…」

-事務所前

いろは「着いてもうた…うぅ……体調崩したことにして帰ろかな……」

ひかり「あら?いろは?」

いろは「あー……見つかってもうたか…」

ひかり「どうしたんですの?まだ11時前ですわよ?」

いろは「家におってもどうせ暇やし、事務所でテレビでも見ながら待ってようかなって思うてな」

ひかり「そうでしたか……ですがまだ準備が…」

いろは「ん?」

ひかり「な、何でもありませんわ!…あ!そうだ、一緒に喫茶店にでも行きませんこと?」

いろは「え…?いや、まあ別にええけど…」

ひかり「決まりですわね!」

もやし「ブゥーンwwwwww」

ひかり「あっ!もえちゃん!あなたも一緒にいらっしゃいな!」

もやし「おっ?」

ひかり「昨日行った喫茶店!いろはも連れて3人で行きませんこと?」

もやし「おっ!!行くお!!!準備なんかよりよっぽど楽しそうだお!」

いろは「準備…?何のやねん」

もやし「そりゃあいろhんぐぅ!」

ひかり「おほほ!」

もやし「く、口と鼻同時に塞ぐなお!マジで死ぬお!!!」

いろは「何やねん乳繰り合うて…」

ひかり「ちちっ!?」

もやし「何でもいいからとっとと行くお!!」

もやし「昨日店内広告で一目惚れしたランチ限定ケーキセット…まさかこんなにも早く食える日が来るとは…ラッキーだお!!」

ひかり「ケーキはいっぱいあるんですから、飲み物だけにしておきなさいな」

いろは「?」

ひかり「はっ!わ、わたくしとしたことが口を滑らせ…!な、何でもありませんわ!!何でも!!」

いろは「何やねん…ひかり、今日は一段と変やな…」

ひかり「ちょ、ちょっと!一段とってどういう意味ですの!?わたくしはいつだって真っ当な常識人でしてよ!」

いろは「あっ、ちょっと待っててな、荷物だけ事務所に置いてくるわ」

ひかり「いやいやいやいや!持って行けばいいですわ!!」

いろは「重いし事務所も目の前やし別にええやん」

ひかり「そ、そうですわ!もえちゃん!!あなたが持ってあげなさいな!」

もやし「は?それマジで言ってんのかお?マジならもえの総力を挙げて潰すお?」

ひかり「ケーキセット奢ってあげますから!!ね?」

もやし「とっとと貸すお!」

いろは「いや、事務所に置いとけばええやん…」

ひかり「もえちゃんのご厚意を無駄にしてはダメですわ!折角珍しくやる気になっているのですから!」

いろは「は、はぁ…まあ何でもええけど…」

ひかり「ささ、行きましょ!」

もやし「待ってろお!ケーキセットおおおおおお!!!!ブゥゥゥウウウゥゥン!!!」

いろは「って足速っ!」

ひかり「わ、わたくしたちも早く行きましょ!」

いろは「せ、せやな」

ひかり「あっ、カナと理紗に連絡だけしておかないといけないですわね……」

-喫茶店

いろは「へぇー…こんな喫茶店あったんやな」

ひかり「落ち着いた雰囲気でいいですわよね、紅茶も絶品ですのよ」

もやし「ケーキぅんめぇ…めちゃくちゃうめぇお……!」

いろは「…で、何でうちは連れてこられたん?」

ひかり「…へ?」

いろは「いや、何かうちに話でもあるんとちゃうの?」

ひかり「いえ…ただの時間潰しで、特にこれといった用事はないですけれど…」

いろは「そ、そうなん…?うちはてっきり…」

ひかり「いろは」

いろは「?」

ひかり「昨日も言いましたけれど、わたくしたちはVIPSGIRLSの仲間…いいえ、お友達ですのよ?」

もやし「んめっ…んめぇ……」

ひかり「お友達とお茶するのに、何か特別な理由なんて必要ですこと?」

いろは「……うぅ…ひかりぃ……」

ひかり「へっ!?ちょ、な、何で泣いていますの!?」

いろは「…ぐすっ……う、うちはてっきり、ひかりたちに嫌われてるんやないかとばかり…」

ひかり「な、何を勘違いしているのか知りませんけれど…少なくともわたくしは嫌いな方と一緒にお茶なんてしませんわよ」

いろは「…昨日相談できひんかったこと…今相談してもええ?」

ひかり「もちろんですわよ」

いろは「……うち、最近みんなに避けられてる気がしてな…」

ひかり「…あーなるほど………」

いろは「何一人で納得しとんねん……」

ひかり「ふふっ!大丈夫ですわよ!みんな避けているわけではありませんから」

ひかり「ね、もえちゃん?」

もやし「んぁ?鮭?」

ひかり「いろはのこと、別に避けてなんかないですわよね?」

もやし「は?何の話だお?」

ひかり「ほらね?」

いろは「いや、『ほらね?』とか言われても…」

ひかり「もえちゃんに限っては、思ったことはすぐ口に出してしまいますもの…」

ひかり「もしも避けていたなら、面と向かって『近づくなお!』とかなんとか言いますわ」

いろは「…まあ、確かにせやな」

いろは「で、でも奏芽と理紗は…」

ひかり「まあお二人は嘘が吐けない性格ですからね…ま、理由はすぐにわかりますわ!」

いろは「何やねんそれ…」

もやし「これもうんめぇお…!!」

ひかり「ちょ、ちょっともえちゃん!?あなた一体いくつ食べていますの!?」

もやし「えーっと、ひとーつ、ふたーつ…さんじゅっこ!えへへー!!」

ひかり「かわいく言っても許しませんわよ!!いくら太りにくい体質だからって、糖分の過剰摂取は(以下略」

もやし「あーあー、聞きたくねーおー」

ひかり「も、もう!あなたって子は…!」

いろは「ふふっ…親子みたいやな」

ひかり「なっ…!!年はそう離れていませんことよ!!むしろもえちゃんの方が」

いろは「んははっ!そんなむきにならんでもええやん!」

ひかり「も、もう!バカにしないでくださいまし!!」

もやし「んぉ…リサリサからメッセージ入ってたお!準備できたから事務所戻ってこいってお」

ひかり「あら…気づけばもうお昼ですのね…じゃ、行きましょうか」

いろは「…なぁ、ひかり」

ひかり「ん?何ですの?」

いろは「うちがVIPSGIRLS辞めても友達でいてくれるかいな?」

ひかり「へっ!?いろは辞めるんですの!?」

いろは「えっ」

ひかり「えっ」

いろは「いや、だって社長とかも同席して大事な話が…って」

ひかり「あー…」

いろは「えっ…」

ひかり「……まあそんなことはいいですわ!早く行きましょ!」

いろは「あ、ちょ!」

ひかり「ごめんください!お勘定お願いいたしますわ!」

店員「…かしこまりました、紅茶が2つ、ケーキセットが1つ、単品のケーキが29個…」

店員「お会計19600円になります」

ひかり「うっ…」

もやし「ごちそーさんおー」

ひかり「ちょ、もえちゃん!わたくしはケーキセットを奢るとしか言っていませんことよ!」

もやし「こまけーこたぁいいんだお!」

ひかり「も、もう!!…か、カードでお願いしますわ……」

店員「ありがとうございました、またのご来店を心よりお待ちいたしております」

いろは「そりゃ喫茶で2万も落とす客は心からお待ちされるわな…」

ひかり「い、いいから急ぎますわよ!!」

もやし「オブェェ…ぎもぢわるぃ……走れねぇお…」

ひかり「そりゃあれだけ食べまくればそうなりますわよ…」

いろは「歩けるかいな?」

もやし「な、なんとか大丈夫だお……と、取りあえず荷物だけ返すお…」

いろは「あ、ああ、おおきにな」

-事務所前

ひかり「わ、わたくしたちはちょっとだけ準備がありますから、いろははわたくしたちが入ってから1分後に入ってきてくださいな!」

いろは「さっきから何やねん…準備準備って」

ひかり「細かいことは気にしなくていいんですの!ほ、ほら!スマホで1分ちゃんと計るんですのよ!」

いろは「別にええけど…」

もやし「おっおー」

いろは「何が何やらわからへんくなってきたわ…」

いろは「……何もしない1分って、案外長いんやな…」

いろは「…そっか、もう今日から9月……」

いろは「………9月1日、何か忘れてるような…」

いろは「…っと、1分経ったな」

-事務所

いろは「おはy」

 パンッパンッ

いろは「な、なんや!?」

一同『いろは!お誕生日おめでとう!!』

いろは「…へ?」

ひかり「忘れたんですの?今日が何の日か」

いろは「…はっ!そ、そっか、9月1日…うちの誕生日や…!」

奏芽「もー!バレないかヒヤヒヤしたよぉ」

理紗「あはは!カナったらキョドりまくってたからね、見てるこっちも緊張したよ」

いろは「ま、まさかここ最近みんなの様子が妙によそよそしかったのって…」

ひかり「ええ!お察しの通り…いろはの誕生会の計画が漏れないように頑張っていたんですのよ!」

いろは「お偉いさんも含めた大事な話って…」

奏芽「ふふん…!聞いて驚いちゃだめだよ!実はね!VIPSGIRLS5人が主役の映画が決まったんだよ!」

奏芽「社長がね、どうせならいろはちゃんにはサプライズで誕生日の日に教えてあげなさいって!」

もやし「だお!」

いろは「うぅ……グスッ」

もやし「ちょ…泣くなお……いちいち泣く女は面倒くせえってvipで見たお」

いろは「な、泣いてへんわ!た、ただ目に埃が入っただけやし……」

いろは「べ、別にうちが辞めさせられるとか勘違いしとったわけやないし……ほんまやし…」

ひかり「もう…いろはに泣き顔なんて似合わないですわよ!ほら、笑って!」

いろは「うん…うん!」

ひかり「それから…さっきの質問、答えますわね」

いろは「質問?」

ひかり「もしもいろはがこの先辞めることとなっても、お友達でいてあげられるか…ってやつですわ」

いろは「あ、あぁ…」

ひかり「…答えはNOですわ!」

いろは「へ!?」

ひかり「お友達なんてそんな小さな括りではありませんことよ!ずっと、ずーっと親友ですわ!」

いろは「や、やめーや…恥ずいわ……」

ひかり「まっ、万が一にでも辞めるだなんて、わたくしが許しませんけどね!さっ、とにかく、今はパーティを楽しみましょ!」

いろは「……せやな!」

終わる

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-ツンデレ
-,

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